事務局長のボヤキ 第11回
昨今、教育自衛隊の接近が目立っている。
東京都では、昨年から都教育委員会が主導して都立高校の生徒を自衛隊官舎での宿泊防災訓練に参加させている。「宿泊防災訓練」とは言っても、実態は徹底した集団行動を叩き込む「軍事訓練」だ。自衛隊サイドは「防災訓練ではなく、通常の研修として受け入れている」と公言している。「通常の研修」とは企業などを対象にした「体験入隊」のこと。
教育現場と自衛隊の急接近は、この都立高校の場合だけではなく、中学校まで対象として幅広く行われているらしい。
日本が実際に戦争できる国に大きく舵を切ろうとしている現在、支配層は学生―青年層の動員をマジにやろうとしているのではないだろうか。「戦争は究極の貧困ビジネス」という言葉があるが、貧しく若い人々が殺し合いの現場に駆り出されていこうとしている。
ということで、今月のボヤキ。「戦争法案を決めた奴らから戦場に行けばいいんじゃね?」