事務局長のボヤキ

2015年3月 5日 (木)

事務局長のボヤキ 第11回

 昨今、教育自衛隊の接近が目立っている。
 東京都では、昨年から都教育委員会が主導して都立高校の生徒を自衛隊官舎での宿泊防災訓練に参加させている。「宿泊防災訓練」とは言っても、実態は徹底した集団行動を叩き込む「軍事訓練」だ。自衛隊サイドは「防災訓練ではなく、通常の研修として受け入れている」と公言している。「通常の研修」とは企業などを対象にした「体験入隊」のこと。
 教育現場と自衛隊の急接近は、この都立高校の場合だけではなく、中学校まで対象として幅広く行われているらしい。
 日本が実際に戦争できる国に大きく舵を切ろうとしている現在、支配層は学生―青年層の動員をマジにやろうとしているのではないだろうか。「戦争は究極の貧困ビジネス」という言葉があるが、貧しく若い人々が殺し合いの現場に駆り出されていこうとしている。
 ということで、今月のボヤキ。「戦争法案を決めた奴らから戦場に行けばいいんじゃね?」

2015年1月28日 (水)

事務局長のボヤキ NO.10

 現在、私が住んでいる国立市では桜の木の伐採を巡って揺れている。佐藤市長が通称「さくら通り」と言われている道路の拡張工事のため、桜と銀杏の木数本を伐採しようとしているのだ。これに対して市民側が反発。伐採工事現場には市民数十名が駆けつけ、工事を阻止している。
 私は工事数日前のチラシまきを手伝ったのだが、反応がすこぶるよかった。「えっ!桜の木、きっちゃうの?」「これは文化の問題よ」等と皆さん、率直な反応を示してくれた。用意した数百枚のチラシはたちまちはけた。
 実はこのビラまきの一時間前に、別団体で安倍政権の戦争国家化反対のチラシまきを国立駅前で行っていたのだが、こちらの反応はすこぶる悪かった。通行人の圧倒的多くは無関心で、チラシのはけも悪く、数百枚のチラシが余った。この差はなんなんだ?と思った。ということで、今月のボヤキ。
「戦争問題もある意味、市民に関わる文化の問題じぇね?」

2014年6月21日 (土)

事務局長のボヤキ⑨

 東京都の銭湯代が7月に450円から460円に上がる。銭湯組合の言い分によれば、消費税増税と燃料代高騰のためにやむを得ずの判断とのこと。入浴料値上げには、客離れを起こすため、店主サイドの反対論も相当あるらしいが、それを押し切っての値上げだ。

 いよいよ風呂代も500円の大台が現実味を帯びてきた。風呂無しアパートで細々と暮らす私にとって、辛い夏がやってくる。

 世間では「消費増税の影響は限定的」と言われているらしいが、「それはどこの世界のお話しかしらん?」と思う。収入が増えない環境にあって、運賃や風呂などの生活するための必要経費が軒並み上がるってのは、その分、趣味や嗜好品の経費を圧迫するってことだ。政府は「生かさず殺さず」の生活を我々に強要したいのでは? と勘繰ってしまう。

 ということで、今回のぼやき。

「消費増税を何でもないことのように言う奴って、まず間違いなく銭湯になんか行く層じゃなくね?」

その他のカテゴリー